資産運用ニーズの高まりや株式相場が好調である背景から、株式投資に興味を持つ人が増えている。
本記事では、株式投資のメリット・デメリットとリスクについて解説していく。
これから株式投資を始めたい方はぜひご参考にしていただきたい。
株式投資のメリット
はじめに、株式投資のメリットをお伝えする。
様々なメリットがあるが、主なものは次のとおりである。
キャピタルゲイン(値上がり益)が狙える
株式投資の最大のメリットは、やはりキャピタルゲインが狙えることだろう。
キャピタルゲインは株価の値上がり益のことだ。株価は経済情勢や企業業績によって常に変動し続けており、購入時の株価より売却時の株価の方が高ければキャピタルゲインを得ることが可能だ。
株式投資で大きな資産を築いた投資家のほとんどは、このキャピタルゲインによって資産を増加させたケースがほとんどである。
夢がある一方で、安定してキャピタルゲインを得ることは簡単ではないため、勉強や経験が必要だ。
インカムゲイン(配当・優待)を受け取れる場合がある
株式を保有することで配当金や株主優待を受けられる場合がある。
配当金とは、会社が経済活動によって得た利益を株主へ還元するものだ。
保有している株式数量に応じて配当金も増えていくため、長期的に株式を保有して配当金を積み増していくことが可能である。
株主優待とは、企業の株式を一定数所有することで、企業が持つサービスや商品の提供を無償・割安で受けることができる制度である。
ただし、企業によっては配当や株主優待を配っていない場合もあるため注意が必要だ。
経済・金融の知識が習得できる
実際に株式投資を行うことで、経済・金融知識が得られるメリットがある。
株式投資では、投資対象企業がどのような事業を行っていて、どれくらい儲かっているかを分析する必要がある。
株式投資を通じて、企業の経済活動についての知識が得られるのだ。
また、一企業の経済活動だけでなく、一国全体の経済活動についても勉強しいてく必要がある。
個別企業を分析する力、そして景気を分析する力が養われるため、実務的な投資知識を習得することが可能である。
株式投資のデメリット
株式投資にはさまざまなメリットがあるが、当然デメリットもある。
長期的に資産形成を行おうとする場合、常に投資で勝ち続けるということはほぼ不可能であり、今回挙げているデメリットに直面する人がほとんどである。
しかし、あらかじめしっかりとデメリットを把握しておくことでさまざまな事態に備えることが可能になる。
ここからはデメリットについてひとつひとつ確認していく。
損する可能性がある
株式投資は大きく儲けることができる一方で、損をする可能性もある。
そのため、株式投資をはじめとする資産運用は、余裕資金で行う必要がある。
株式投資は常に価格変動が起こるため、「どのくらいの損失は許容できるか」「いくら含み損が発生したら損切りするか」はあらかじめ決めておくべきだろう。
まとまった金額が必要
最初に株式を購入するにあたって、ある程度まとまった資金が必要となってくる。
国内株式であれば、100株単位から購入可能である場合がほとんどだ。
銘柄によりますが、30万円以上は用意する必要があるだろう。
まとまった資金を用意することが難しい場合には、少額から始められる投資信託から投資を始めてみることも検討してみると良いだろう。
まとめ
本記事では株式投資のメリット及びデメリットについて紹介した。
キャピタルゲインやインカムゲインが期待できる一方で、元本割れのリスクもある。
後悔しないためには、しっかりデメリットにも目を向けた上で株式投資を始めることが重要だ。
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