投資のポートフォリオを作ろう!設計手順を分かりやすく解説

AD

着実な資産形成を進めていくためにはポートフォリオを作成し、効果的な分散投資を行うことが大切だ。自分の運用の目的にあった最適なポートフォリオを作るためにも、適切な手順を把握しておきたい。

本記事では、ポートフォリオを作るための手順を分かりやすく解説していく。ぜひ記事を参考にして、自分だけのポートフォリオを作成して運用を始めよう。

目次

目標・予算・リスク許容度を明確にする

ポートフォリオを作成していく上では、以下の3つのポイントを明確にしておくことが大切だ。

  • 最終的な運用成果はどれくらいを希望するか
  • 運用に回せる予算はおおよそどれくらいか
  • どれくらいリスクを許容できるか

ポートフォリオの作成をする際、まずは最終的な運用成果の目標を設定しよう。明確な目標を作らずに場当たり的な運用をしていると、いざというときに資産が足りなくなってしまうリスクがあるためだ。

例えば、「老後までの30年間で2,000万円の資産を用意したい」「10年後の子どもの大学の費用300万円を用意したい」など、人によって運用の目的は異なるだろう。こうしたゴールが決まっていないと、老後や進学のタイミングを迎えるまで資産が足りないことに気付かない可能性がある。

ポートフォリオを作成する前に、「いつまでにどれくらいの金額を用意したいのか」を明確にしてから、資産配分の決定や運用に取り掛かろう。

最終的な運用目標が決まったら、運用に回せる予算についても検討する必要がある。家計の収入と支出をもとに、毎月どれくらいの金額を投資に回せるか検討しよう。予算を考えると、「家計の出費にムダな項目はないか」「運用の目標金額に無理はないか」を見直すことができる。

例えば、「月に5万円を投資に回して10年間で2,000万円の資金を用意したい」と希望しても、現実的に達成できる可能性は極めて低い。

この場合、家計のムダな出費を減らして投資に回す金額を増やすか、目標の2,000万円を引き下げるかのどちらかになる。自分自身の家計の見直しだけでなく、目標金額が現実的かどうかをチェックする意味でも、投資予算を検討することは重要である。

そして、目標金額や予算がおおよそ決まったら、リスク許容度についても考えよう。リスク許容度とは、資産の値動きに対して「どれくらいのリスクまでは耐えられるか」という度合いを示すものだ。

例えば、若いうちは短期的に資産が減っても、取り返す時間が多くあるため比較的リスクを取りに行きやすい。

一方で、結婚して家庭を築いてからは、子どもの教育資金など減らせない資金については、リスクを抑えた運用も必要になる。積極的にリスクを取って増やすことを目指すのであれば、値動きの大きい株式を多く組み込む。なるべく資産を減らさないように安定した運用を目指すのであれば、低リスク資産の債券などを中心にポートフォリオを作る。

このように、自身のリスク許容度をしっかりと見極め、無理のない範囲でポートフォリオを作成することが大切だ。

また、リスクに応じて想定利回りも変化するため、目標金額や予算とも照らし合わせてポートフォリオのリスクを決めていこう。

資産配分の決定と銘柄選定

ポートフォリオ運用の目標や予算、リスク許容度が決まったら、実際に資産配分を決定して銘柄を選んでいこう。

まず、ポートフォリオの資産配分はリスク許容度に応じて決定される。株式や現物不動産などの比較的リスクが高い資産と、債券や投資信託、REITなどの比較的リスクが小さい資産がある。これらの資産の比率を調整することで、リスクをコントロールしていこう。

例えば、積極的にリターンを狙いに行きたい場合は、資産のほとんどを株式にすることでハイリスク・ハイリターンなポートフォリオができる。

各資産に均等に分散したい人は、株式25%、外国株式25%、国内債券25%、外国債券25%といった比率にすると、リスクを低減した分散型ポートフォリオになる。自分のリスク許容度に応じて、適切な資産配分の比率を考えよう。

また、具体的な銘柄選定もポートフォリオを作る上では重要である。なぜなら、同じ資産クラスであっても、銘柄によって特徴が異なる場合があるためだ。

例えば、同じ国内株式でも値動きがあまり大きくない大型株と、株価の動きが激しい中小型株ではリスクが大きく異なる。中小型株ばかりをポートフォリオに組み込むとリスク分散ができず、株価の下落局面で大きく資産を減らしてしまう可能性が高い。同じ資産クラスでも値動きの特徴が異なることを把握し、なるべく違う性質を持つ資産を組み入れることでリスク分散効果を高めよう。

定期的にリバランスを行う

ポートフォリオを作成したら、実際に運用を始めることになる。

しかし、運用を始めてからも定期的に資産の見直し(リバランス)を続けていくことが大切だ。

例えば、ポートフォリオに株式と債券を50%ずつ組み込んでいる場合。株価が上昇したことによって株式の比率が60%に上昇したら、当初よりもリスクが高いポートフォリオになってしまう。株式を一部売却して、売却資金で債券を追加購入すれば比率をもとに戻せる。リバランスをすることで、値上がりした株式の利益を確定しつつ、ポートフォリオのリスクも適切な水準に戻すことができるのだ。

また、年齢を重ねてライフスタイルが変わったことにより、自身のリスク許容度に変化が訪れる場合がある。

例えば、結婚や出産などを経て、ポートフォリオのリスクを落としたいというようなケースだ。このようなケースでも、資産の配分を見直して適切なリスクに調整していく必要がある。つまり、一度作成したポートフォリオは放置して良いわけではなく、定期的に内容を見直すことが重要になる。

しかし、ポートフォリオの作成や見直しには手間がかかり、忙しい人にとっては負担が大きいだろう。

そんなときは、ポートフォリオ作成に便利なサービスを活用しよう。

例えば、金融機関が提供している「ファンドラップ」という商品は、顧客のニーズに合わせて複数のファンドの買い付けを設定し、リバランスも自動で行ってくれる。

また、近年ではAIが適切なポートフォリオの提案や運用を代行してくれる「ロボアドバイザー」というサービスも存在している。投資アドバイザーであるIFAも、顧客へのヒアリングを通じて目的に沿ったポートフォリオ作成を行っている。ポートフォリオの作成やリバランスの負担を軽減したい場合は、便利なサービスの活用も視野に入れてみてはいかがだろうか。

まとめ

ポートフォリオを作成する際には、運用の目標や予算、自身のリスク許容度をじっくりと検討することをおすすめする。適切な資産配分を考えて銘柄を選び、定期的なリバランスを意識していくことが大切だ。

また、ファンドラップやロボアドバイザーなどの便利なサービスやIFAの力を借りるという選択肢も存在している。

ポートフォリオ管理の負担を減らしながら、着実な資産形成を進めていこう。

この記事の監修者

村田 憲昭(ファイナンシャルエスコート株式会社 代表取締役)

経歴
新卒で野村證券に入社。梅田支店にて企業オーナーを中心とした資産管理業、本社投資銀行部門にて上場企業の資本政策やIPO支援業務に従事。2018年からはIFAとして証券・保険・不動産・節税等の統合提案の経験を積み、2021年にはMBOを経てファイナンシャルエスコート社の代表として独立。顧客の思いを実現する「資産管理サービス」を提供している。

村田さんへの相談はこちらから

お問合せ

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる