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ESG投資とは?人気の理由とインパクト投資との違いを解説

ESG投資は環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)に配慮して経営している企業の債券や株式等を対象とした投資方法で、長期の資産運用に適していると評判です。

一方インパクト投資は、社会、環境面での課題解決を図るだけでなく、財務的な利益を追求する投資手法を指します。一見同じ意味に感じますが、両者には明確な違いがあります。

今回はESG投資が人気の理由に加えて、インパクト投資との違いについても解説していきます。

ESG投資など様々な投資手法を検討している方は、是非参考にしてみてください。

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目次

ESG投資とは

ESG投資とは わたしのIFAコラム

ESG投資とは、企業活動を通じて環境(Environment)と社会(Social)の課題解決に貢献し、企業統治(Governance)の適正化にも取り組む企業に選択的に投資する⼿法です。

ESG投資の基本的な考え方やメリット・デメリットについては下記の記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。

ESG投資が人気の理由

ESG投資が人気の理由 わたしのIFA

次に、ESG投資が人気の理由について、解説していきます。

機関投資家が重要視している

ESG投資が人気の理由として、機関投資家が重要視していることが挙げられます。

機関投資家とは、保険会社や銀行など、莫大な資金で株式や債券の運用を行う大口投資家のことです。

機関投資家は、長期的な企業成長や経済状況をしっかり考慮した上で、トレンドに乗る運用を行なっています。

ESGの基準を満たしている事業は、持続可能性が高い評価されており、ESG関連商品は買いだと判断されています。今がトレンドであるとも言えるのです。

また、ESGの価値観が拡大してきたことから、非倫理的な事業であるたばこや武器といった事業への投資をやめる動きが、機関投資家のあいだで広まってきています。

短期的な利益だけでなく、長期的な継続性と利益を大切にする機関投資家だからこそ、ESG投資は機関投資家から重要視されているのです。

政府が後押ししている

政府が後押ししていることもESG投資の人気の理由となっています。

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGsが、2015年9月の国連サミットで採択されました。

その流れを受けて日本の金融庁もESG投資を後押しする動きを見せ始め、2018年に発表された基本方針では以下のように発表されています。

”SDGsは、本来的には企業・投資家・金融機関といった各経済主体が自主的に取り組むべきものであるが、何らかの要因でそうした動きが妨げられて外部不経済が発生している場合には、経済全体としての最適な均衡の実現に向け、当局として促すことも必要”とされています。

そのため金融庁は、SDGsやESG関連の動きが、中長期的な投融資リターンや企業価値の向上につながる形で実現されるよう、各経済主体の自主的な対応を引き出すことを基本的な方向性としました。

日本取引所グループも2018年にサスティナビリティ推進本部の設置し、ESG投資の普及に向けて、国内外の関係機関や上場会社等と連携し、国内外におけるサステナビリティ関連の活動調査や施策の企画・立案、実行等を行うとしています。

この政府が後押ししている動きは証券、銀行、保険業界にも広がりを見せていることから、ESG投資が人気であると言えるでしょう。

富裕層の関心が高まっている

富裕層の関心が高まっていることも、ESG投資が人気となっている理由です。

これは日本国内だけのトレンドではなく、海外でも同じように富裕層の関心が高まっています。

特にアジアの若年富裕層投資家の間で、投資意思決定の際にESG要因を重視する傾向が強まっていると言われています。

アジアの若年富裕層がESG投資を重視する理由は、アジア地域が直面する幅広い課題の解決に貢献することです。

気候変動の環境への影響や増え続ける人口に対する雇用創出のあり方など、アジア各国にはESGを重視した社会を創出することで解決につながる課題が多く存在しています。

そのため、アジアの富裕層はESG投資を通じて課題が解決できる可能性があり、長期的な利益が望めると信じているのです。

こういった動きはアジアの若年富裕層程ではありませんが、イギリスやアメリカの富裕層の間でも広がっています。

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インパクト投資との違い

インパクト投資との違い わたしのIFA

ESG投資はリスク・リターンを最大化・適正化する為に環境や社会への影響を考慮するもので、あくまでも、リスク・リターンの2軸で広義な意味で使用されます。

一方、インパクト投資はリスク・リターンに、インパクトを加えた3軸の投資です。

インパクトというのは、リスク・リターンを達成するための手段ではなく環境や社会へのポジティブな変化を生み出すことで、そもそもの投資の目的も含んでいます。

そのため、インパクト投資はESG投資の中の一部分と言えるでしょう。

まとめ

まとめ わたしのIFAコラム

ESG投資は機関投資家から重要視されていることや政府が後押ししていることから、人気が高まってきています。

また、特に若年の富裕層からの人気が高まってきており、これから時間が経つにつれてより注目されていく投資方法と言えるでしょう。

広く知られているインパクト投資とはリスク・リターンの2軸に加えて、社会に与えるインパクトを重要視した投資手法を指します。

あくまでESG投資の中の一つの要素ですので混同しないように注意しましょう。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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