- ポートフォリオを決める際のポイントとは何なのか
- ポートフォリオを組んだ後に気を付けるべき点は何なのか
40代は子どもの教育資金や住宅購入費、50代は老後資金準備などと、多額のお金を使わなければいけない場面が訪れる方もお多いことでしょう。
今回は、そんな40代・50代の方々向けに、資産を増やす手段の一つである株式投資のポートフォリオについて解説します。
ポートフォリオを決める際のポイント
まず、株式投資のポートフォリオを決めるには、目標や目的などを明確にしなければなりません。
ライフイベントを想定する
資産運用の最大の目的は、それぞれの年代でのライフイベントであるはずです。
住宅購入費であれば頭金や購入に対する諸費費用などにあてる資金、教育費であれば中学校・高校・大学進学時に伴う入学金や諸費用などがあります。
どの時期に、どのくらいの金額を払わないといけないかを前もってしっかりと把握しておきましょう。
達成時期に適した商品を考える
ライフイベントに備えた資金を準備する場合は達成時期が明確になり、達成までの期間が定まります。
例えば、達成までの期間が1年と10年では、ポートフォリオで組む株式銘柄は変わってきます。
達成までの期間が短いと、運用している株式を売却して現金化するタイミングが早いので、安定的でリスクの少ない株式銘柄かどうか考慮する必要があるのです。
リスク許容度を考える
リスク許容度とは、仮に運用している資金が元本を割ってマイナスになった場合に、どれぐらいまでのマイナスであれば持ちこたえられるかについての度合いを指します。
リスク許容度は、「年収」「資産額」「年齢」「家族構成」「投資経験」など、それぞれ個人ごとに異なりますので、これらを参考に皆さんご自身のリスク許容度を考えてみましょう。
40代・50代向けのポートフォリオ例
40代・50では、それぞれ事情は異なりますが、リスクとリターンのバランスをどう考えるかがポイントになります。
リターンを大きくする場合
リターンを大きくする場合は、リスクをとらなければなりません。
つまり、「ハイリスクハイリターン」の株式銘柄をポートフォリオに組み入れる必要があります。
例えば、為替リターンとリスクが表裏一体である米国株などの海外株式を購入するのが、よくある手段の一つです。
リスクを小さくする場合
リスクを小さくする場合は、「ハイリスクハイリターン」とは逆に、「ローリスクローリターン」の株式銘柄を選ぶ必要があります。
例えば、主に「発行済株式総数が2億株を超える会社」「資本金1,000億円以上または10億株以上の規模の会社」など、時価総額が大きく、株価の変動幅が大きくないといわれている「大型株」などの割合を増やすポートフォリオにする必要があります。
毎月の収入を求める場合
株式には売買に伴う売却益だけではなく、株式を持ち続けることで配当金を得られる優良株があります。
配当金は会社の業績内容によって配当利回りや、年間に支払われる回数は、会社ごとに異なります。
ポートフォリオを組む際、配当金の利回りや、配当支払い回数(支払月や権利発生日)なども参考にしてみましょう。
ポートフォリオを組んだ後の注意点
私たちを取り巻く社会の環境は、日々変わっていきます。
同じように、経済や金融の環境も日々変わっており、特に昨今の変化のスピードはとても速いです。
そのため、過去からのポートフォリオは、それぞれの環境変化に順応させておくのも重要になります。
定期的にチェックする
株式での資産運用は生き物と同じで、日々の定期的なチェックは不可欠です。
投資先の株価、業績内容(決算内容)、ニュースなどを全くチェックしていない間に、株価が大きく下げるといった事象が発生するかもしれません。
ポートフォリオに株式を組み入れる場合は必ずこまめにチェックしましょう。
前提を見直す
経済・金融の環境変化は激しく、当初のポートフォリオ前提が現在の株式市場の実態と大きく乖離している場合、そのままポートフォリオを放置すると損失が出る可能性はゼロではありません。
環境変化に応じて、ポートフォリオの見直しを行いましょう。
プロの意見を聞く
自分の株式投資スタイルのレベルアップを図るため、実際に株式投資のプロの意見を聞いてみるという方法があります。
特に、最近では「オンライン」の普及により、株式投資のプロによるZOOMなどを活用したセミナーや個別アドバイスを実施しているケースが多いので、自宅にいながらでも参加可能です。
まとめ
今回は、40代・50代向けの株式投資のポートフォリオについて解説した。
資産運用は、「情報」が生命線といわれており、この「情報」というのは、専門家でもない限り自分一人で入手できる量に限界がある。
そのため、一度は「わたしのIFA」に相談をしてはいかがだろうか。
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