篠地 里百合様

IFAの皆様に、それぞれのキャリアや投資に関する考え方、日々の業務についてをインタビューする連載コラム。

今回のIFA個人インタビューは、篠地里百合様にお話をお伺いしました。

鶴のマークの航空会社のCA(キャビンアテンダント)を希望しながら外資系金融機関で働き始めた篠地さんは、2021年3月から株式会社YSKライフコンサルタンツに所属するIFAとして働き始めました。自身で起業したこともあり、その経験を活かして、主に経営者の方へのアドバイスを展開していきます。

目次

金融業界に入った理由を教えて下さい。

学生時代は、鶴のマークの航空会社に入ってCA(キャビンアテンダント)になりたいと思っていました。でも、私が新卒で就職活動をした年は採用がゼロだったので諦めて、一旦どこかに就職した後、中途採用で外資系の航空会社に行こうと思いました。それで、とりあえず外資系企業に慣れておこうと思って入社したのが、外資系証券会社だったのです。大学では経済学専攻だったということもあり、金融に興味があったというのも、外資系金融機関を選んだ理由のひとつです。

IFAになろうと思った理由は何ですか。

外資系金融機関を何社か経て独立し、40歳で起業して東京表参道でオールハンドのエステサロンを開業、経営しました。それを売却した後は、ビジネスマッチング、営業サポート、経営や人材のコンサルタントとして収入を得ていたのですが、コロナ禍でビジネスが停滞したため自分の時間が持てるようになったので、収入の補填も兼ねて資産運用したところ、資産が増えたこともあり、自分が働くだけでなく、お金にも働いてもらうことで、豊かな生活が手に入ると考えるようになりました。資産運用で経済的に余裕があると心にも余裕ができて心身ともに健康で、自由な時間もできるので、時間を有効に使って真の意味での豊な生活を獲得できると実感しました。そのお手伝いが出来ればと思って、一生続けられて社会貢献のできるIFAになろうと決断しました。

どこにIFAの良さがあると思ったのですか。

証券会社など会社勤務していると、その証券会社が扱っている商品しか販売できませんし、ノルマや転勤もあります。これでは本当の意味で、お客様との間に信頼関係を構築するのが困難です。

もちろん会社の看板を使えるというメリットはあるのですが、大事なのは会社の看板よりも、お客様との間に築いた信頼関係だと思うのです。私はこれまで自分でゼロから起業して、お客様や従業員との信頼関係を第一に考えて仕事をして参りました。ですから、お客様との信頼関係最優先で仕事が出来るIFAは、自分でも向いているのではないかと考えるようになったのです。

IFAとしてどのような活動を行っていきたいと考えていますか。

私が所属しているYSKライフコンサルタンツでは、株式や投資信託、債券、仕組債を扱っていますが、私自身はそれ以外にファイナンシャルプランナーの資格を取得して保険商品も扱えるように提携を組んでいますし、宅建も取得して不動産の知識も深めて提携を組みたいと思っています。それによって個人・法人共にお客様に、有価証券だけでなく、保険、不動産など全ての資産を含めて総合的な視点からアドバイスが可能になると考えております。ワンストップでお客様に対してソリューションをご提供できるようになりたいですね。

また、以前行っていた人材紹介の仕事は今も続けていますので、経営者の方々がお客様になって下されば、会社の人材確保も含めて、お力になれると思います。

お仕事のやりがいを感じるのはどういう時ですか。

そうですね。IFAとして動き始めたのが2021年3月なので、IFAとしての実績はまだ浅いですが、これまでさまざまな経営者の方たちに対して、営業支援、集客、人材採用、人材育成、M&Aなどのコンサルティングを行ってきました。そのなかで感じたのは、お客様が求めていること、つまり悩んでいることを事細かに聞き出して、それに対するソリューションを的確にご提案させていただき、実行いただき、成果が表れてお客様に喜んでいただいた時です。それはIFAの仕事でも同じだと思います。

仕事に対するこだわりは何かお持ちですか。

3つあります。1つ目はお客様のことを最優先で考えること。私は実際に起業して従業員を採用して経営した経験を持っていますので、経営者の考え方、悩みなどを自分なりに把握しているつもりです。そういう意味では経営者の方中心にお客様になっていただき、真の味方として、時には寄り添い、時には客観的な意見を述べて、誠実なアドバイスが出来ればと考えております。

2つ目はWin-Winの関係を築くことです。提携先をはじめ、私と関わりを持った方が皆、ハッピーになれるような仕事をしていきたいと思います。

そして3つ目ですが、スピードですね。とにかくお客様が必要としている時に、即座に対応できる準備を常に怠らないようにしたいですね。

ビジネスの情報収集やアイデアの発想はどういうところから得ていますか。

誰もが行っていると思いますが、さまざまな活字媒体やテレビなどのメディアを通じて得るものもありますが、一番優先しているのはビジネス仲間やお客様から入ってくる生の情報ですね。そのため、日頃から様々な方と交流を深めて、「この方が仰っていることは大体、正しい」というような方を各分野から把握しておきます。あらゆる分野のエキスパートと友好関係もしくはビジネス関係を構築しておきますと、その方から得られる情報は、とても価値があり、勉強になり、応用することでアイデアが生まれます。

今、最も興味を持っている、あるいは得意とする提案分野は何ですか。

外資系証券会社やプライベートバンクで働いた経験があるので、株式や投資信託、債券、仕組債といった運用商品は実際に扱った経験を持っているのでアドバイスできますが、その中でも仕組債は得意です。

またメリットを実感して興味を持って勉強中なのは法人向けの保険商品ですね。

これを上手に活用すれば、経費計上してキャッシュフローのコントロールしながら、経営陣や従業員の万が一の保険金と退職金の準備ができます。従業員に何かあった場合のカバーや退職金を充実させることでモチベーションやリテンションにも繋がりますし、事業承継にも有効です。

また日本人がガンになる確率は50%以上ですが、医療の発達によりガンですぐに亡くなる事もなく、人生100歳時代ですので、安心した人生を送るためにも保険に入っておくメリットは大きいと思います。法の改正もありますし、これからも法人向け保険商品の有効な使い方などについては、深く研究していきたいと考えています。

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