木村 哲太 様

インタビュー

2021/10/1

IFAの皆様に、それぞれのキャリアや投資に関する考え方、日々の業務についてをインタビューする連載コラム。


今回のIFA個人インタビューは、木村哲太様にお話をお伺いしました。


「最高のクオリティを伴った提案を差し上げたい」と言う木村さん。金融商品の運用だけではない、幅広くお金の悩みを解決する提案を持ち味としています。仕事のやりがい、心がけていることなどを伺いました。


 



 


金融業界に入ろうと思ったきっかけから教えて下さい。


絶対に金融というわけではなかったので、金融では証券会社を受けていたのですが、それ以外にコンサルティング会社を受けていました。


学生の頃は「これをしたい」という確たる気持ちは無かったものの、実力主義が徹底されている仕事をしたいとは思っていました。だからメーカーよりも証券会社、あるいはコンサルティング会社かなと考えていたのですが、いろいろ見ているうちに証券会社の営業が自分の理想に一番近いと思って、大和証券に行くことにしました。


 


証券会社を辞めてIFAになった理由を教えて下さい。


就職活動中に弊社代表の世古口に一度会っていました。弊社社員の阿久津が私の大学時代の先輩で、彼を通じて世古口に会って証券業界の営業について話を伺ったことがあるのです。


その後、私は大和証券に行きましたが、社員として働いている時に阿久津から「うちの仕事に興味ない?」という連絡を受け、そこで世古口にもう一度会い、「うちにおいでよ」ということになったのです。


確かに証券会社の営業を経験していくなかで、「果たしてこのやり方で良いのだろうか」という気持ちが芽生えていたのは事実です。ただ、転職するにしてもまだ先だと思っていたのですが、世古口の話を聞いて、IFAの方が自分のやりたい営業のスタイルに近いと思うようになって、2、3か月後には転職を決意しました。


 



 


転職を決意するにあたって一番の決め手は何だったのですか。


証券会社のリテール営業では、お客様にご提供できるソリューションに限界を感じるようになりました。


たとえば経営者の方が抱えているお金の悩みというと、そこには不動産が絡んでいたり、相続対策が絡んでいたりします。証券会社では、確かに資産運用のソリューションはご提供できるのですが、それ以外の案件にはなかなかリーチできません。そこへの不満は常々感じていたので、金融面のソリューション以外にも展開が利くIFAの仕事に関心を持ちました。


 


仕事のやりがいはどういう時に感じますか。


IFAとしての仕事で申し上げますと、やはりお客様が持っておられる資産全般について任された時ですね。株価が上がった、下がったという次元とは別のレベルで、お客様の人生観など運用のさらにその先にある何かに触れられた瞬間に、この仕事を選んで良かったと思います。


「どの商品が有利か?」といった運用面以外の部分で相談されると、本当にありがたいと思いますし、それはある程度、私という人間を信用していただけないと出てこない話でもありますが、それもIFAという仕事だから話していただけるのではないでしょうか。そういう意味では、信頼がとても大事な仕事だし、お客様からの信頼を失うようなことをしてはいけないと、常に考えています。


今は非常にSNSが発達して、個人でも入手できる情報の量が尋常では無くなってきています。ですから、単一の商品しか扱えないと、アドバイザーとしての信頼を損なうことにもなりかねません。金融商品だけでなく、それ以外のお金の問題に対する適切なソリューションを常にご提供できるように、自己研鑽を積んでいるところです。


 


仕事をするうえで常に心がけていることは何ですか。


世古口にもよく言われているのですが、やはり最高のクオリティを伴った提案を差し上げることです。


IFAというと投資、資産運用に関する知識を持った方は多いと思いますが、税務をはじめとして、それ以外の分野になると非常に弱いという方が少なくありません。ですから、たとえビジネスに直結しないとしても、お客様に聞かれたことには何でも応えられるだけの知識武装は大事です。それが最高のクオリティを持つ提案につながると思います。


 


どのようなお客様が多いのでしょうか。


未上場企業の経営者は多いですね。あと最近では上場して間もない、たとえば東証マザーズに上場した企業の役員の方、お医者さんですね。この人たちはどちらかというと大きな資産を保有しているストックリッチの方々です。あとは会社員だけれども年収が非常に高額なキャッシュフローリッチの方。この2タイプのお客様が中心になっています。


 



 


今後の金融業界はどうなっていくと見ていますか。


これは私がIFAに転じた理由とも重なるのですが、株式の委託手数料をはじめとした売買手数料の引き下げ合戦は年々、激しさを増しているので、金融取引だけで収益を上げていくのは極めて困難になります。


ですから、金融の知識しか持っていないアドバイザーの価値は、これからどんどん下がっていくと思います。そのなかで生き残っていくためには、やはり金融以外の部分について知見を広げていくことだと考えています。現実問題として、お金の悩みは増やすことだけでなく、守ること、あるいは使うことも含めて、多岐にわたります。そういうさまざまなお金の悩みに対するソリューションを提供できることが、これからのアドバイザーにはより必要になってくるでしょう。


あとお客様との接点について申し上げますと、かつては直接訪問や電話でのコミュニケーションだったのが、これからはSNSを通じて、お客様が私たちのバックグラウンドを見るようになると思います。それが信頼につながっていく面もあるので、SNSの更新も怠ることなく、良質な情報をアップしていくことが肝心でしょう。そして、お客様にえらんでいただけるアドバイザーが、これからの金融ビジネスの中心になっていくのではないでしょうか。


 


 


株式会社ウェルス・パートナー
木村 哲太 様
プロフィールはこちら

 

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